「親の葬儀のこと、そろそろ話しておいたほうがいいのはわかっている。でも、どう切り出せばいいのかわからない」
トワエの事前相談にいらっしゃる50代・60代の方から、いちばんよく聞くお悩みです。「縁起でもない」と言われそう。親を傷つけそう。兄弟にどう思われるか気になる。そうして先延ばしにしているうちに、その時を迎えてしまう方も少なくありません。
この記事では、親に葬儀の話を切り出すタイミングと、そのまま使える声かけの例をご紹介します。
なぜ「元気なうち」に話しておいたほうがいいの?
ご逝去からお葬式までは、多くの場合2〜3日しかありません。その間に、ご家族は次のようなことを決めることになります。
- どこの葬儀社に頼むか
- 家族葬にするか、一般葬にするか
- 誰に知らせて、誰を呼ぶか
- お寺さんはどこか(宗派・菩提寺)
- 遺影の写真はどれにするか
親御さん本人の希望がわかっていれば、迷う時間がぐっと減ります。「これで良かったのかな」という後悔も残りにくくなります。
そしてなにより、親御さん自身も「自分の最期をどうしてほしいか」を伝えたいと思っていることが多いのです。「子どもに言い出せなかった」という声を、ご相談の場でよく耳にします。
話を切り出しやすい5つのタイミング
1. 法事やお盆・お彼岸で集まったとき
親戚が集まり、自然と故人の話になる場です。「おじいちゃんの時はどうだったっけ?」と昔の話から入ると、自然に「自分の時は」という話につながります。
2. 知人や親戚のお葬式に参列したあと
「いいお葬式だったね」「あそこの式場、どうだった?」と感想を話すところから始められます。親御さんのほうから「私の時は…」と話し出すことも多いタイミングです。
3. 年末年始や帰省のとき
家族がそろってゆっくり話せる時間です。いきなり葬儀の話ではなく、「最近、体調はどう?」「何か困っていることはない?」という近況から入るのがおすすめです。
4. テレビや新聞で終活の話題が出たとき
「最近、終活ってよく聞くよね。お母さんは何か考えてる?」と、話題をきっかけにすると重くなりません。新聞に入っている葬儀社のチラシも、話のきっかけになります。
5. 親の誕生日・還暦や古希などの節目
「これからも元気でいてほしいから、いろいろ聞いておきたい」と前向きな気持ちを添えると、受け取ってもらいやすくなります。
そのまま使える声かけの例
ポイントは、「親のため」ではなく「自分が困らないように」「自分が安心したいから」という伝え方にすることです。
- 「もしもの時に、私がバタバタして困らないように、少しだけ聞いておいてもいい?」
- 「お父さんの希望どおりにしてあげたいから、どうしたいか教えてほしいな」
- 「友だちが親のお葬式で大変だったらしくて。うちも一回、話しておかない?」
- 「元気なうちに、一緒に式場を見に行ってみない?見学だけでもできるみたいだよ」
- 「お寺さんのこととか、私よくわかってないから教えて」
いきなり全部を聞こうとせず、今日は1つだけくらいの気持ちで始めるのがコツです。
親が嫌がったときは、どうする?
「縁起でもない」「まだ早い」と言われることもあります。そんな時は、無理に続けなくて大丈夫です。
- 一度引いて、時間をおく:「わかった、また今度ね」で十分です。一度話題に出したことで、親御さんの中で考え始めるきっかけになります。
- 葬儀ではなく「医療・介護」の話から:「入院したら誰に連絡すればいい?」など、身近な話から入ると話しやすくなります。
- エンディングノートを渡す:口では言いにくくても、書くことなら抵抗が少ない方もいます。
- 第三者の力を借りる:家族同士だと照れくさい話も、葬儀社の相談員が間に入ると、驚くほどスムーズに進むことがあります。
エンディングノートの書き方は、終活は何から始める?エンディングノートの書き方と、家族に伝えておきたい10のことでご紹介しています。
まず聞いておきたい5つのこと
全部を一度に決める必要はありません。まずは次の5つがわかっていれば、いざという時に大きく迷わずにすみます。
- どんなお葬式にしたいか(家族だけで静かに/お世話になった人にも来てほしい など)
- 知らせてほしい人(親しい友人、親戚、職場の方など)
- お寺さん・宗派(菩提寺があるかどうか)
- 遺影に使ってほしい写真
- 互助会や葬儀社の会員になっているか
特に5つ目は、ご家族が知らないままになっていることがよくあります。実は親御さんが互助会に積み立てていた、ということも少なくありません。
「親子で事前相談」という選択肢
家の中で話すのが難しいときは、親御さんと一緒に事前相談や式場見学に来ていただくのもおすすめです。最近は、50代・60代の息子さん・娘さんが親御さんと一緒に来られるケースが増えています。
実際の式場を見ると、「こういう雰囲気なら家族だけでいいね」「この部屋ならみんなでゆっくりできるね」と、具体的なイメージがわいて話が進みやすくなります。
トワエの事前相談では、
- ご家族の人数やご希望に合わせた総額のお見積もり
- 式場・控室・安置室の見学
- 他社の互助会に入っている場合ののりかえのご相談
- お寺さんとのやりとりや、亡くなった直後の流れのご説明
などを、厚生労働省認定の葬祭ディレクターや全葬連の葬儀事前相談員がわかりやすくお話しします。相談したからといって、トワエに決めなければいけないことはありません。
事前相談の流れや持ち物は、葬儀の事前相談では何を話す?当日の流れ・持ち物・よくある質問をご覧ください。費用の目安は親が元気なうちに知っておきたい 佐賀・鳥栖の家族葬の費用と「後悔しない葬儀社の選び方」でまとめています。
まとめ:完璧に話せなくても大丈夫です
葬儀の話は、一度で終わらせる必要はありません。少しずつ、何度かに分けて話していけば十分です。
大切なのは、「話してみよう」と思った今が、いちばん良いタイミングだということ。親御さんが元気で、ゆっくり話せる時間があるうちに、まずは一言、声をかけてみてください。
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家族葬邸宅トワエ
鳥栖:宿町本店・養父町店 / 佐賀:末広店・高木町店












